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禅 ~ 心をかたちに展 [美術]

東京国立博物館
http://zen.exhn.jp/
臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念として、有名禅寺の宝物や貴重な書などを一堂に集めた展覧会。
近頃は禅がブームとやらで、日曜座禅なども盛んだとか。

第一章 禅宗の成立
達磨(だるま)がインドから渡来し、中国で禅宗が成立するまでを歴代の祖師像等でたどる。肖像画が多く、個人的には同じような絵が多く(失礼)、さっさと流し見。
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国宝 慧可断臂図(えかだんぴず) 室町時代・明応5年(1496)
雪舟等楊筆 愛知・齊年寺蔵
ああ、これは有名な絵。ごつごつとした岩の中にたたずむ達磨の簡略な描写が神秘性を帯びる。

第二章 臨済禅の導入と展開
ここも肖像画や書など。

第三章 戦国武将と近世の高僧
ここでは禅に帰依した武将の肖像画など。信長や秀吉なども。

第四章 禅の仏たち
禅宗特有の像容や作風を示す仏像や仏画など。禅の仏様って、他のと違うのか知らん。よくわからないけど。
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十八羅漢像のうち 羅怙羅尊者(じゅうはちらかんのうち らごらそんじゃ)(部分)
范道生作
江戸時代・寛文4年(1664)
京都・萬福寺蔵
顔は醜いけど心には仏を宿している、と自ら示している像なのだそう。珍しい形態。
横で見ていた若いカップルが「怖い、ダースベーダーみたい」と言ってるのが聞こえて可笑しかった。

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慧可断臂図 白隠慧鶴筆 江戸時代 18世紀 
大分・見星寺蔵
上の雪舟の絵と同じ題材でこの違い。白隠のユーモアたっぷりな絵は庶民に禅の教えを伝えるのに有効だった。

第五章 禅文化の広がり
いちばん楽しみにしていたのはここ。禅寺から始まった茶の湯の世界、方丈を飾った障壁画など。

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国宝 油滴天目(ゆてきてんもく)建窯
中国 南宋時代・12~13世紀
大阪市立東洋陶磁美術館蔵
名品中の名品。内と外にびっしりとできた油滴が美しい。

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重要文化財 呂洞賓図(りょどうひんず)(部分)
雪村周継筆 室町時代・16世紀
奈良・大和文華館蔵
一瞬、蕭白か知らんと思ったが雪村。奇抜なポーズがおもしろく、龍の表情もユーモラス。

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龍虎図屏風(りゅうこずびょうぶ)
狩野山楽(かのうさんらく)筆 安土桃山〜江戸時代 17世紀|京都・妙心寺蔵
山楽らしい豪華で大胆で、でも隅々まで神経の行き届いた絵。虎も龍も表情が生き生き。

他にもこのコーナーでは探幽や等伯などの絵が並んで壮観。

個人的には特に禅に関心があるわけでもなく知識もないので、前半の開祖らの肖像画や書はあまり興味が無くて面白くなかったけど、後半は俄然テンションが上がった。もちろん禅に興味がある人ならもっと楽しめると思うが、単なる美術ファンでも十分楽しい。


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