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オルセーのナビ派展 [美術]

三菱一号館美術館
http://mimt.jp/nabis/

ゴーギャンの影響を受けて自らを「ナビ(預言者)」と呼んだボナール、ヴュイヤール、ドニ、セリュジエ、ヴァロットンら画家たちのグループの展覧会。日本では初のナビは展だそう。あら、そうなんだ。ちょっと意外。今回のは特にオルセー美術館所蔵のもので、以前のオルセー展などで観たことがある絵も多かった。
印象派よりもポスト印象派の方が好みな自分にはナビ派も好きなグループ。

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ポール・セリュジェ《タリスマン(護符)、愛の森を流れるアヴェン川》 1888年
セリュジェがゴーギャンの示唆を受けて描いた、いわばナビ派の出発点として有名な絵。
単純化され、大胆に原色を施された絵はほとんど抽象画のようで、何が描いてあるのかもはや判然としない。

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モーリス・ドニ《ミューズたち》 1893年
でも正直言うと、ゴーギャンの影響をはっきり感じるのは上のセリュジェくらいで、ほかの作品は雰囲気は全然違う。もっと様式化された感じ。このドニの絵も、「イラスト」のように単純化された女性たちや木々の表現、地面の落ち葉(?)のまるで文様のような描き方がとても面白い。ああ、単純化がゴーギャン的なのか。

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エドゥアール・ヴュイヤール《公園》1894年
子供や一家の団らん風景を多くテーマにしたのもナビ派の特徴の一つ。このヴュイヤールも公園で遊ぶ子供たちを生き生きと描いている。
と同時に、これは屏風なのだがとても装飾的。そう、ナビ派のキーワードは装飾的。

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ピエール・ボナール《ランプの下の昼食》1898年
装飾的で、どこか神秘的。あどけない子供や母子を描いても何か秘め事のようなはかなさを感じるのがナビ派かもしれない。同じ子供でもルノワールにはそういう視点はない。

とても綺麗で、一見わかりやすい絵が並ぶのに、なんとなくチクチクする刺激があるナビ派展。私はすごく好きでした。おすすめ。
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