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マティスとルオー展 [美術]

パナソニック汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170114/index.html
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マティスとルオーが、国立美術学校でモローの下で一緒に学んだ、なんて美術好きにはたまらない。全く画風の異なる二人だが、二人の友情は終生続き、多くの書簡が残されている。
この展覧会では、二人の絵と、交わされた手紙を並べて、二人の人生のエポックをたどっていく。

展示はほぼ年代順で、学校時代の珍しい作品もあり、興味深いが、若い頃からマティスはマティス、ルオーはルオーの個性がはっきりわかる。

また第一次世界大戦を機にマティスは南仏に拠点を移し、ルオーはパリに留まるも二人の交流は続く様子が手紙で読み取れる。あるときは励まし合い、あるときは作品の感想を述べ合う。率直な言葉が親しさを示している。

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マティス『ラ・フランス』1939年
第二次世界大戦中に描かれた作品。女性の衣装の色はフランス国旗の色。祖国の誇りを女性像に託した作品。

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ルオー『聖ジャンヌ・ダルク「古い町外れ」』1951年
これは描かれたのは戦後だけど、ジャンヌ・ダルクもやはりフランスを擬人化したといえるのでは。ルオーらしい厚塗りの絵の具と黒い線が美しい色合いに映える。

この他、ルオーの版画集『気晴らし』全作品や、マティスの版画集「ジャズ」、戦時中に二人が取り組んだ雑誌『ヴェルヴ』の表紙絵なども必見。

マティス、ルオーともに単独の展覧会はよくあるが、こうして二人の交流を俯瞰できるのは貴重な機会。

19世紀末から、二つの大戦を超えて二人がたどった困難な時代も見える。その中でも変わらず続いた友情が展示された手紙から読み取れる。
なんとなく、画家というのは孤独な印象があって、特に同業者とはあまり仲良くしないような勝手な思い込みがあった。そんなこともないんだなあ、というのが今回の発見。

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