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暁斎展 [美術]

Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/

「ゴールドマン・コレクション これぞ暁斎!」

イギリス人のゴールドマン氏の世界でも有数の暁斎コレクションの展覧会。
河鍋暁斎(1831~1889)は江戸末期から明治にかけて活躍した。浮世絵を国芳に、また狩野派にも師事したという経歴からか、ジャンルにこだわらない多岐にわたる絵を描いた。
ゴールドマン氏の最初の暁斎との出会いは動物の絵だったそう。そのせいか、コレクションにも動物の絵が多い。

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「象とたぬき」明治3年
ゴールドマン・コレクションのはじめの一枚。早い筆致で描かれたにもかかわらず象とたぬきの特徴が捉えられて、なんともユーモラス。

明治14年の第2回内国勧業博覧会に出品した鴉の絵が賞を受け、一躍名をあげた暁斎に、似た作品の注文が大量に来たそう。。

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「枯れ木に夜鴉」
これもその一枚で、賞を受けた作品に構図がよく似ているそう。

暁斎の魅力は、本格な絵からパロディのような漫画みたいな絵まで、本当に様々な絵を描いていることだと思う。

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「動物の曲芸」
鳥獣戯画の明治版かというような、猫やネズミやコウモリまでが様々な曲芸を披露する。ほんとに楽しい。

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「地獄太夫と一休」
こちらはガラッと変わって、本格的な肉筆浮世絵画。太夫の衣装も丹念に描き込まれ、踊る骸骨も精緻な描写。

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「龍頭観音」
これも狩野派で学んだ技量を発揮した、端正な絵。もしこういう絵だけを描き続けて極めていたら、また違う名声もあったかも、と考えてしまうが、この振れ幅の広さこそが暁斎の面白さなのだとも思う。

もちろん、暁斎と言えば、な妖怪変化の絵もあり、春画もあり、幽霊画もあり、と盛りだくさん。これが外国人のコレクションというのがうれしいような悔しいような。

画鬼暁斎とも言われた人生は、北斎にも似通った感じもある。残念ながら北斎ほど長生きはしなかったが。幕末から明治という、変化の激しい時代の波にもまれながらも新しいことを貪欲に取り込んで絵を描き続けた暁斎。必見の展覧会。
まあとにかく楽しいです。
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