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馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月 [美術]

太田記念美術館
馬琴ちらし.jpg
今年は曲亭馬琴の生誕250年だそうで、それを記念して、馬琴の代表作「南総里見八犬伝」と「椿説弓張月」を、国芳、国貞らが錦絵に描いた物の展覧会。
江戸時代最大のベストセラーとなった八犬伝は、当時から歌舞伎になったりして、様々な二次創作を生んだ。本の挿絵はもちろん、本とは別に錦絵が作られたのもこれが初めてのことらしい。
中でも芳流閣の屋根のシーンは人気だったようで、いろいろな作品がある。

馬琴.jpg
歌川国芳「八犬伝之内芳流閣」
中心となる信乃と源八だけでなく、他の捕り手も大勢描き込まれてそれぞれのポーズや表情も細かくて楽しい。

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歌川国貞「放龍閣之場 犬飼現八 犬塚信乃」
同じ場面でも、国貞は歌舞伎の舞台の役者絵。八犬伝はこの5月にも歌舞伎の舞台で見たので、今の役者と重ね合わせて見ると楽しい。

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月岡芳年「一魁随筆 犬塚信乃 犬飼見八」
こちらは国芳の弟子の芳年、明治になって描かれた絵。屋根から落下する二人。絡み合う二人とともに瓦や刀なども落ちていく様子が迫真的。

同じシーンでも取り上げ方や描き方はそれぞれで面白い。

同じ馬琴でも椿説弓張月の方は、八犬伝ほどは現代では取り上げられないので馴染みは薄いが、それでも数年前に歌舞伎で上演されたので、あああの場面か、と思いながら見るのも面白かった。

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歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
国芳の作品の中でも有名な1枚。圧倒的なワニザメの迫力(鯨かと思ってた。。。)。幽霊のような鳥天狗の描写。国芳の独創性があふれる。

馬琴の小説の奇想天外さがまずあって、さらにそれをヴィジュアル化する画家達の想像力がまた凄くて、さらにそれが舞台化され、その舞台をまた役者絵にして、とどんどん発展していった様子も見えて面白い。今の漫画とアニメ、さらに実写と同じなんだな。

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