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松竹座七月大歌舞伎昼の部 [舞台]

一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕  住吉鳥居前の場
二幕目  難波三婦内の場
大 詰  長町裏の場

団七九郎兵衛   染五郎
女房お梶     孝太郎
一寸徳兵衛   松也
玉島磯之丞   萬太郎
傾城琴浦    壱太郎
下剃三吉    廣太郎
役人堤藤内   寿治郎
大鳥佐賀右衛門   松之助
三河屋義平次   橘三郎
三婦女房おつぎ   竹三郎
釣舟三婦     鴈治郎
徳兵衛女房お辰   時蔵



染五郎の団七は初役だったっけ?浪速のチンピラの泥臭さは望むべくもないが、徳兵衛との立て引きや義平次殺しの見得の姿の美しさなどは良いけど、なんとなく育ちの良い坊っちゃんぽさが抜けなくて、駆け出しのチンピラというよりは、親に反抗してぐれた若者感が否めないのが辛いところ。

時蔵さんお辰は女伊達の風情で格好いい!この人はからりとした色気と粋さがあって素敵。三婦に磯之丞は預けられないと言われて、三婦に反発するところも、手強い感じではなくさらりとした中に芯の強さを出す。
松也は昼夜とも大健闘。徳兵衛もいきった若者の精一杯肩で風切ってる感じが似合ってた。後の段の団七内でお梶に偽りの言い寄りするのも観たかった。

鴈治郎はんの三婦は、この人がもうこれをやるのかという気もしたが、年は取ってもまだまだ若いもんには負けへんで、な気骨ある老侠客の勢いと、面倒見の良い人柄が見えてまずまず。
竹三郎のおつぎがさすがに上手く、浪速の侠客の女房らしい腹の据わったおかみさんぶり。

孝太郎さんのお梶はいいね。もう何回目か、すっかり自分のものにしている安心感。団七の良い女房で、良いおっかさんで。後の団七内が見たいな。やったことあったっけ。

萬太郎の磯之丞は収穫。もちろんまだまだなところもあるけど、ふにゃふにゃした二枚目の柔らかさとほのかなおかしみが感じられた。
壱太郎の琴浦もちょっと頭の軽そうな女の色気が出てくるようになってきて、二人の痴話喧嘩もなんとか様になった。
橘三郎の義平次が汚らしくて強欲で憎たらしさいっぱい。

二、二人道成寺(ににんどうじょうじ)
白拍子花子   時蔵
白拍子桜子   孝太郎

時蔵さんと孝太郎さん、ふうん、全然感じが違うんだねえ。と面白かった。玉様と菊ちゃんだと違うなりに菊ちゃんが必死に玉様に合わせてるシンクロ感があったけど、今月の二人はもっとフリーダムというか。
クールビューティとでも言おうか、清冽な美しさを見せる時蔵と、はんなりながら時折おきゃんな表情も見える孝太郎。鐘へ執着が強そうなのは孝太郎の方か。
どっちがどうとか上手く言えないけど、違うことが楽しかった。
二人がいつか単独で道成寺を踊る機会はあるだろうか。ぜひ見たいものだが。
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