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ゲヴァントハウス管弦楽団 [音楽]

11月12日(日) サントリーホール
ゲヴァントハウス.jpg
オーケストラ: ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮: ヘルベルト・ブロムシュテット
ヴァイオリン: レオニダス・カヴァコス

プログラム
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ノーヴァク版)

楽団設立275周年、マエストロ90歳、ソリスト50歳、と節目が重なった。そしてプログラムは、このオーケストラが初演した曲ばかり。歴史を感じさせる。

1曲目のカヴァコスのヴァイオリンは、瑞々しく弱音まで綺麗に鳴って美しかった。ロマンティックな演奏はメンコンによく似合う。と言って安っぽいメロドラマ調ではない。品があって流麗。メンコンってヘタするとベタな音楽だけとブロムシュテットもさすがに端正な音で支えて素晴らしい。

だがもっと凄かったのはブルックナー7番。深遠とでも言うしかない。深々とした森をブロムシュテットに導かれて進むような喜び。そして最後に行き着く恍惚感。頭の遙か上から光が差してきたような感覚はいったい何だったのか。ブルックナーは苦手な私だが、気がついたら涙が出ていた。

ゲバントハウス管は弦はしっかりと鳴り、木管は透明感ある音色でそれに乗り。さらに金管は圧巻の響き。ドイツ音楽ってこの音よね~!と思わせてくれる。柔らかみがあって、厚みもあるのに音色には透明感がある。ちょっと他ではこういう響きは聞けない。ほんとにほんとに素晴らしかった!

そしてこの日は観客も素晴らしかった。ブル7の最後の音が鳴って余韻がホールに吸い込まれていき、ブロムシュテットさんがゆっくりと手を下ろしきるまで、拍手もブラボーも起こらなかった。あの静寂が永遠に続けば良いのにとさえ思った。おそらく客席全員がその思いを共有していた。ありがとう。

それにしてもブロムシュテットさん、90才とは思えない。椅子も使わず1時間を超すブルックナーを指揮し、何度も舞台袖から現れて最後まで疲れた様子も見せずにこやかに拍手に応えて下さった。20年くらい前からいつ見納めになるかと心配しているが、またいらしてほしいものだ。


ベートーヴェン : 交響曲全集 (Beethoven : The Complete Symphonies / Blomstedt | Gewandhausorchester) [5CD] [Live Recording] [輸入盤] [日本語帯・解説付]

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  • アーティスト: ヘルベルト・ブロムシュテット,ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団,ベートーヴェン
  • 出版社/メーカー: accentus music / King International
  • 発売日: 2017/10/10
  • メディア: CD


このコンビでの最新盤。演奏会の感動冷めやらず、思わず購入。

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ユキタロウ

>観客も素晴らしかった

良かったですね~。

ブロムシュテットの録音は手元にかなりありますが、国内の演奏会の場合には、最後の拍手で興ざめってのが結構あるんです・・・。(汗)

演奏会場での感動には遠く及びませんが、今年7月聖フローリアン教会でのバンベルクとの5番、8月のザルツブルグでのウィーン・フィルとの7番でも聴いてみます~。
by ユキタロウ (2017-11-17 21:59) 

mami

ユキタロウさん、
そうなんですよ、フライイングブラボーや拍手で余韻台無しってことありますよね。「今日は馬鹿なやつがいませんように」って祈るような気持ちになります。この日は本当に素晴らしいお客さんで、ブロムシュテットさんも手を下ろした後客席に向けて拍手して下さいました。(^_^)v
by mami (2017-11-18 00:33) 

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