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茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術 [美術]

東京国立近代美術館
http://raku2016-17.jp/index.html

桃山時代、千利休のために茶碗を焼いた初代長治郎に始まる楽家の15代にわたる歴史をたどる展覧会。
中でも利休も使ったかもしれない初代の茶碗が7つも出品されるのが目玉。

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長治郎 黒樂茶碗 銘 大黒
黒楽の代名詞ともいえそうな、どっしりとした重みと黒々とした色の茶碗。

楽焼は常々難しいと思っていて、禅に通じる精神性のようなものが作品に映されている気がして構えてしまう。素人には名作と駄作の区別がつかない。ただ、ホウホウ、こういうのがあるのかと観るばかり。

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三代 道入 赤樂茶碗 僧正 
赤楽。白泥で色紙のような文様を描き、透明釉が掛けられている。初代の茶碗に比べると装飾的。

ただ初代から450年の歴史を見ていくと、あくまで道具であった茶碗が、今では良くも悪くも芸術作品になったと感じた。当代の作品がいちばんたくさんあったのだが、その芸術的価値はさておき、これで茶を点てようと思うかな、と思ってしまった。

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十五代 吉左衛門 焼貫黒樂茶碗 女媧

少なくとも江戸時代までの茶碗は抹茶を入れたらさぞ美しいだろうと思うが、当代のははなから鑑賞用に見えて、あれで茶を点てる気にはなれないし、おいしそうに見えないと思うんだ。全くの素人考えだけど。

発見は、赤、黒の他に白楽というのもあったこと。へえ、白い楽焼!とちょっとびっくり。あと、茶碗以外に香炉とか獅子像などもあって意外だった。いや自分が知らなかっただけだけど。

それにしても楽家、光琳乾山の尾形家と縁戚とか、光悦とも交流があるとか、(乾山と光悦の作品も展示あり)、うわ~京都やわ~、せまいんやな~、とか思いましたわ。

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