So-net無料ブログ作成
検索選択

ファッションとアート 麗しき東西交流展  [美術]

横浜美術館

明治以降、急速に日本に入ってきた洋装文化。反対に、西洋には日本の着物や工芸品が伝わり、ジャポニスムとしてブームともなり、洋服のデザインに取り入れられるようになった。
このようなファッションにおける和洋のデザインの交流に注目する展覧会。衣服だけでなく、アクセサリーや食器といった工芸品、さらに洋装の婦人を描いた絵画などもあって、多岐にわたる展示はどれも美しく楽しい。

明治の洋装と言えば鹿鳴館。というように洋装は上流階級から取り入れられた。特に皇室は正装が洋装に規定されて、皇后以下急速に洋装化した。

chapter02_01.jpg
「昭憲皇太后着用大礼服」1910年頃(明治末期)
大礼服だからいちばん正式なドレス。このマントの豪華さときたら、目を見張るもので、デザインと言い刺繍の細やかさといいため息もの。

chapter02_02.jpg
月岡芳年「風俗三十二相 遊歩がしたさう 明治年間 妻君之風俗」1888(明治21)年
こちらは庶民が洋装を始めた頃の絵だろうか。背景や技法は浮世絵そのままなのに風俗が洋風なのが楽しい。

chapter03_01.jpg
シャネル「イヴニング・コート」1927年頃 
こちらは反対に日本の着物にインスピレーションを受けてシャネルがデザインしたもの。色合いや、蒔絵のような織りが繊細で素敵。

chapter03_02.jpg
ルネ・ラリック「チョーカーヘッド《菊》」1900年頃
ジャポニスムの影響が見えるラリックの作品。そういえば西洋美術ではあまり菊って見ないかも。

このように、一方的に日本が西洋から輸入したのではなく、日本のモチーフや技術が西洋のファッションにも影響を与えたんだなあ、と感心。
まあそれにしてもああいうドレスは一体お値段はどれくらいだったのかしら、などと下世話なこともつい考えてしまった。刺繍とかビーズとか手の込んだ逸品もの、庶民には手が届かなかっただろうなあ。

DCrWOsjVoAAlWid.jpg large.jpg
この一画のみ撮影可能でした。奥のドレスが好きだったな。



nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

はじめての古美術鑑賞 紙の装飾展 [美術]

根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/
img_decoratedpaper.jpg
日本美術の展覧会で書の作品が出てくると、読めないので大抵さっさと通り過ぎてしまう。歴史上の有名人直筆とかも、はあこういう筆跡なのか、と思う程度。百姓上がりの秀吉が思いがけずちゃんとした字を書いてたりとかすると、へええ、と思ったりはするけど。
なので書の展覧会にはほとんど行かない。
という私のような人間向けに、字ではなく、書かれた紙の方に着目した展覧会。

紙と言っても、もちろんただの白い紙ではない。古くから日本では紙に様々な装飾を施して、その上に字や絵を描くことをしてきた。

まず代表的なのはきら刷り。雲母(きら)を膠や布海苔に溶いて紙に刷る。見る角度によって紙がキラキラと光って見えるからきら刷り。

decoratedpaper_2.jpg
尾形切 伝藤原公任筆 日本・平安時代 12世紀 
具引き(ぐびき)・雲母摺り(きらずり)・銀泥下絵(ぎんでいしたえ)
装飾は一種類ではなく、このように数種組み合わせたものも。手が込んでる。

さらに豪華なのは金を使った装飾。これは絵画でもおなじみ。金箔、切箔(きりはく)・砂子(すなご)・野毛(のげ)・金銀泥下絵(きんぎんでいしたえ)など、金の形状で種類が分かれる。

decoratedpaper_3.jpg
百人一首帖 智仁親王筆 日本・江戸時代 17世紀
具引き(ぐびき)・切箔(きりはく)・砂子(すなご)・野毛(のげ)・金銀泥下絵(きんぎんでいしたえ)
金を使った装飾をこれでもかという程施した豪華版。こうなると、書なのか絵なのか。というくらい。

染色もある。紙全体を染めるものもあれば(これも染方がいろいろ)、「飛び雲」といって所々に色が散るようなものや、「墨流し」のように全体にマーブル模様のようなものを染める技法も。

普段、何気なく見ていた書が、こういう様々な技法で装飾されていたのを改めて見ると楽しい。挿絵や表装ではなく、あくまで下地でありながら、書と調和したり、浮き上がらせたりする料紙の美しさ、そういう美を愛でてきた感性にため息。

書に興味なくても楽しめる展覧会。
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

馬琴と国芳・国貞 八犬伝と弓張月 [美術]

太田記念美術館
馬琴ちらし.jpg
今年は曲亭馬琴の生誕250年だそうで、それを記念して、馬琴の代表作「南総里見八犬伝」と「椿説弓張月」を、国芳、国貞らが錦絵に描いた物の展覧会。
江戸時代最大のベストセラーとなった八犬伝は、当時から歌舞伎になったりして、様々な二次創作を生んだ。本の挿絵はもちろん、本とは別に錦絵が作られたのもこれが初めてのことらしい。
中でも芳流閣の屋根のシーンは人気だったようで、いろいろな作品がある。

馬琴.jpg
歌川国芳「八犬伝之内芳流閣」
中心となる信乃と源八だけでなく、他の捕り手も大勢描き込まれてそれぞれのポーズや表情も細かくて楽しい。

1.jpg
歌川国貞「放龍閣之場 犬飼現八 犬塚信乃」
同じ場面でも、国貞は歌舞伎の舞台の役者絵。八犬伝はこの5月にも歌舞伎の舞台で見たので、今の役者と重ね合わせて見ると楽しい。

2.jpg
月岡芳年「一魁随筆 犬塚信乃 犬飼見八」
こちらは国芳の弟子の芳年、明治になって描かれた絵。屋根から落下する二人。絡み合う二人とともに瓦や刀なども落ちていく様子が迫真的。

同じシーンでも取り上げ方や描き方はそれぞれで面白い。

同じ馬琴でも椿説弓張月の方は、八犬伝ほどは現代では取り上げられないので馴染みは薄いが、それでも数年前に歌舞伎で上演されたので、あああの場面か、と思いながら見るのも面白かった。

3.jpg
歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
国芳の作品の中でも有名な1枚。圧倒的なワニザメの迫力(鯨かと思ってた。。。)。幽霊のような鳥天狗の描写。国芳の独創性があふれる。

馬琴の小説の奇想天外さがまずあって、さらにそれをヴィジュアル化する画家達の想像力がまた凄くて、さらにそれが舞台化され、その舞台をまた役者絵にして、とどんどん発展していった様子も見えて面白い。今の漫画とアニメ、さらに実写と同じなんだな。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ランス美術館展 [美術]

損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/program/4652.html
20170422_poster-190x269.jpg
フランス北東部シャンパーニュ地方にある、ランス美術館のコレクションを紹介する展覧会。ランスと言われても全くピンとこないのだが、歴代のフランス国王が戴冠式を行った大聖堂があると言うことで、由緒あることなのだろう。
今回の展覧会では、17世紀から20世紀までのフランス絵画を出品。有名作家の作品もかなりあって見応えがあった。
20170422_art01.jpg
ジャック=ルイ・ダヴィッド(および工房)
《マラーの死》
ナポレオンに重用されたダヴィッドの歴史画の一枚。なんか教科書か本で見たことあるような。リアルな描写、明暗に浮かび上がるドラマチックな状況。迫力ある絵。

クールベ.jpg
クールベ 《彫刻家マルチェロ(カスティリオーネ=コロンナ公爵夫人)》
意志の強そうな女性の肖像。当時は珍しかった女性の彫刻家。

20170422_art04.jpg
ゴーギャン 《バラと彫像》(1889)
ゴーギャンにしては(?)落ち着いた色合いの静物画。でもテーブルの上の彫像はタヒチのもの?

この他、ドラクロワ、コローや、モネやピサロ、ドニなどフランス絵画の優品が並ぶ。
だが、この展覧会の見所はそれだけではなくて、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品、中でも彼がランスの教会のために描いた装飾画の素描などが見られること。
フジタはランスと関わりが深く、この地で洗礼を受け、シャペル・フジタを作り、今はそこに夫人とともに眠っている。

フジタ.jpg
レオナール・フジタ
「平和の聖母礼拝堂」フレスコ画のための素描
《死せるキリストを嘆く人々 十字架降下》

3.jpg
レオナール・フジタ
《奇跡の聖母》

フジタの絵って昔はあんまり好きじゃなかったけど、この頃ちょっと惹かれる、と言うか気になる。
チラシの絵は《マドンナ》だが、聖母も周りの天使も黒人。この不思議さ。

あまり話題になっていないような気がする展覧会だけど、なかなかの充実。おすすめ。
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

花*Flower*華 —琳派から現代へ— [美術]

山種美術館
CCF_000001.jpg

所属品から花を描いた作品だけを集めた展覧会。
古くは抱一、其一らの琳派から、現代の上村松篁、加山又造らまで。絢爛豪華な花もあれば、一輪の花もあり、四季それぞれの花はどれも美しい。

抱一.jpg
酒井抱一《菊小禽図》
抱一の描く花は好きだなあ。写実とデザインの調和がとても良い。これも菊の花が単純化されてでも茎や葉は写実的で。すっきりとまとまった構図も良い。

御舟.jpg

速水御舟「桔梗」
御舟は生涯いろいろな技法をトライした人で、この桔梗の花は絵の具ではなく墨だという。普通紺や紫で描く桔梗を潔く墨で塗ったところが新しい。

古径.jpg
小林古径「菖蒲」
様々な色の菖蒲の花を生けた壺は伊万里か。実際に見たらひっくり返りそうなバランスだが、絵にするとその不安定さも面白い。

蓬春.jpg
山口蓬春 《梅雨晴》
花と葉とそれぞれの色のグラデーションが美しい。落ち着いた色合いながら華やか。

この他、もちろん土牛の「醍醐」、大観の「山桜」など、どれも作家が愛した花の絵が並ぶ。四季折々の花が見られる日本は恵まれてるな。
また、春に見た省亭の牡丹図に思いがけず再会できたのもうれしかった。
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

バベルの塔展 [美術]

東京都美術館
http://babel2017.jp/

オランダのボイマンス美術館所蔵のネーデルランド絵画展。メインはタイトルともなっているブリューゲルの「バベルの塔」だが、ボスの作品も重要。


1.jpg
アルント・ファン・ズヴォレ?《四大ラテン教父:聖アウグスティヌス、聖アンブロシウス、聖ヒエロニムス、聖グレゴリウス》(1480)
聖人だけど、どこか人間くさい顔つきはリアルなモデルを写したものか。衣服の細部まで丁寧に彫られた、暖かみのある彫像。

2.jpg
ヒエロニムス・ボス
《放浪者(行商人)》1500年頃
ボスの作品は寓意や暗示、暗喩に満ちていて、解説なしには理解が難しいところもある。これも、持ち物や衣服で職はないだろうとか、、後ろの建物は娼家だとか、知識がないとわからない。

3.jpg
ブリューゲル1世「大きな魚は小さな魚を食う」(1557)
ボスの寓意に満ちた作品は後の画家達に影響を与え、ブリュ-ゲルもその一人。この摩訶不思議な絵もボスの流れをくむものだろう。まるで入れ子のように大きな魚から小さな魚までが口に魚をくわえている。なぜか足の生えた魚や空を飛んでいる魚まで。ううん、なんだこれは。

こういうボスからブリューゲルへとつながる「奇想の系譜」とでも言うものが脈々と見える16世紀頃のネーデルラント絵画というのはなんてへんてこりんで面白いのだろう。でも続けてみるとちょっと辟易とするのも否定できない。

4.jpg
ピーテル・ブリューゲル1世 《バベルの塔》1568年頃
実物を見ると意外に小さい。その中にびっしりと様々な物、事、人が描き込まれていて、凄い情報量。双眼鏡持ってないと判別できない。一体どうやってこんなに細かく描けたのかとあんぐり。なんか妄執のような物さえ感じてしまう。

ボスとブリューゲル以外の作品もなかなかの見もので興味深い。



芸術新潮 2017年 05 月号

芸術新潮 2017年 05 月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/04/25
  • メディア: 雑誌


公式図録はやめてこちらを購入。ブリューゲルが描いたもう一枚の「バベルの塔」との比較や、あの漫画家大友克洋が描いた塔の内部の絵など、面白い。
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

茶の湯のうつわ展 [美術]

出光美術館
(既に終了)

チラシ.jpg
この春から茶道具の展覧会が多いが、これもその一つ。東博のように国宝、重文がバンバンあるわけではないが、幅広い種類の佳品がそろった。
東博に比べるとこちらは茶碗に重点を置いている感じ。楽焼き、萩、唐津、織部、朝鮮からの唐物ももちろん、そして東博ではほとんどなかった京焼などの色絵のものも。バラエティに富んでいるという点ではこちらの方が楽しかった。東博はちょっと「侘び寂び」にこだわりすぎの感じもしたので。

2.jpg
萩茶碗 銘 雪獅子

1.jpg
仁清 色絵扇面散文茶碗

渋い萩焼と色絵の仁清。対照的だなあ。

また江戸時代の茶人として知られる松江藩松平不昧縁の「雲州蔵帳とその美」として、松江藩の所蔵品の調べ帳とそこに載っている器のいくつかも展示。大名茶人の好みも興味深かった。

後この展覧会では抹茶だけでなく煎茶の器や、懐石料理の器も取り上げられていて、それも目に楽しかった。

私自身はお茶はやりませんが、器を見るだけでも十分奥が深くて楽しい。まあ、まだまだ焼き物の良し悪しはさっぱりわかりませんが。
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

5月のそのほかⅡ [美術]

展覧会で記事にしていないものも。

根津美術館
燕子花図と夏秋渓流図
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2017_n03.html
1705根津美術館.jpg
この時期恒例の、光琳の燕子花図と、其一の夏秋渓流図を並べて展示。初夏のすがすがしさが会場に満ちていた。お庭の杜若も見頃。

サントリー美術館
絵巻マニア列伝
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_2/index.html
1705サントリー美術館.jpg
絵巻そのものもだが、絵巻を愛した昔の帝や皇子達の逸話も面白かった。

太田記念美術館
浮世絵動物園
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ukiyoezoo
1705動物園チラシ.jpg
文句なしに楽しい。実在のも空想のも様々な生き物があふれる。妖怪の類いも。江戸時代の画家の想像力素晴らしい。
トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ソール・ライター展 [美術]

Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/
1923年生まれのアメリカ人写真家、ソール・ライターの個展。
写真に詳しくないので、この人の名前も今回初めて知った。
はじめは画家を志したが20代に移り住んだニューヨークで写真を始め、30~40代ファッション誌で作品を発表。しかし50代後半には商業写真用のスタジオを閉じ,自分の周辺の写真だけを撮る生活に入っていった。
それが70を過ぎて,写真感材メーカーの資金援助を受けて,未現像のカラー写真が世に出、個展も開かれて再び注目を浴びるようになり、80代で出版された写真集が大きな評判を呼び、パリでの展覧会も大成功を収める。
しかし本人は隠遁生活を好み、成功にも無頓着だったらしい。
そういう彼の人生はドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」にもなったとのことだが、見ていないので残念。

展示はまず初期のモノクロ写真から。さらにファッション写真。どれも、スタジオではなく外で撮られたもので、しかもモデルが鏡や窓ガラスに映ったりした,おそらく当時としては斬新なアングル。でも今見てもとても素敵。あえてカメラ目線でなく、モデルがふと素に戻った瞬間を撮っていたり、その後のすべての写真についても言えるのだが、とにかく一瞬を切り取る目が素晴らしい。

カラー写真のほとんどは屋外で、モデルではなく偶然の通行人が写ったもの。でも人はあくまで点景といった感じで,車の窓越しだったり、傘から見える足だけだったり、とにかくアングルが絶妙。もちろん、色彩も。どこにでもある光景で、でも誰にでも撮れるものではない、瞬間を捉えるセンスが素晴らしい。

Saul-Leiter_20161220_01.jpg
「雪」(1960年)

画家を目指していたライターは、”ニューヨークのナビ派”と呼ばれるように,ボナールやヴュイヤールなどのナビ派の絵画、また日本の浮世絵に傾倒していたと言うが、写真を見てもそれがよくわかる。構図がとても似ている。
Saul-Leiter_20161220_02.jpg
「足跡」(1950年頃)

写真だけでなく絵画作品も出展されていたが、これも色使いが美しいひそやかな味わいの絵が並んでいた。
私は写真のことは無知だけれど、とても素敵な写真ばかりだと思って楽しめた。おすすめです。
nice!(7)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

木×仏像(きとぶつぞう)-飛鳥仏から円空へ [美術]

大阪市立美術館
http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/kitobutsuzo#
仏像の中でも、木彫のものに絞った展覧会。タイトル通り、飛鳥時代のものから江戸時代までの木彫仏像を、やや駆け足ながら俯瞰できる。

1.jpg
菩薩立像 飛鳥時代
横から見ると薄くてほとんど板のよう。7世紀、日本に仏教が伝わった後ごく初期に作られたと思われる。素朴でなんだかにこやかな表情が魅力的。

2.jpg
重要文化財 宝誌和尚立像 平安時代(11世紀)
「中国南北朝時代の僧・宝誌は観音の化身で、割れた額の中から金色に輝く十一面観音像の姿が現れたという説話があり、本像はそれを造形化しています。」との説明。一瞬、昔のシュワちゃんの映画「トータル・リコール」を思い出した、と言ったら年がばれる。


仏像には鋳造もあるが、木像には鑿目が残っていたり,木目が生かされていたり、ほのかなあたたかさが感じられる。また、木像にも一本造りのもの、寄せ木造りのものなどの違いがあり、それも展示でわかる。

出品数は50体ほどで、それほど多くはないが、展示物のヴァリエーション、工夫された照明などで充実した展示になっている。快慶展だけでなくこちらも併せて見れば日本の仏像美術の豊かさをより感じられると思う。
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート
メッセージを送る