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浮世絵モダーン展 [美術]

町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/exhibition/index/2018-380

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江戸から明治にかけての浮世絵の流れを汲みながら、新しい感覚や風俗を取り組んで興った「新版画」と言われる、大正から昭和10年代くらいの木版画。
美人画、風景画、花鳥画など、ジャンルとしては江戸時代にもあったものがモダンな衣を纏って目新しくもどこか懐かしい。

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橋口五葉「髪梳ける女」1920年
美人画は、五葉や深水、小早川清ら。ヌードがあったり、洋装の女性像だったり。そうか、江戸時代にヌードはなかったね。

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川瀬巴水「旅みやげ第一集 十和田湖千丈幕」1919年
風景画は巴水の他に吉田博などが、江戸の浮世絵よりはるかに刷りの回数の多い繊細な表現。去年個展でも見た吉田博はやっぱり凄いな。

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小早川清「ダンサー(レヴュー)」1932年
これぞモダーン!斬新で大胆で格好いい。

他にも役者絵や、花鳥画、雑誌の挿絵なども。特に役者絵は名前は知ってるけど、と言う役者のがいろいろあって個人的にも興味深かった。 

西洋に比べて日本は銅版画より木版画が主流。現代はどうなのだろう?多色刷り木版画の温かみと繊細な色使いがたまらない。江戸時代の浮世絵から世界が広がってもどこか懐かしさがある浮世絵モダーンの世界、とても楽しかった。
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ガレも愛したー清朝皇帝のガラス展 [美術]

サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_2/index.html

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中国、清朝時代にガラスが盛んに作られていたなんて知らなかった。紫禁城内に工房が作られ、官製のガラスが多く作られたという。それも実用と言うよりは、装飾用。とてもデコラティブでこれでもかというくらい凝っている。
種類も半透明の色ガラスから、不透明ガラス、何色も使った色合わせガラス、エナメル彩色などなど。ある意味、陶磁器よりもカラフルで装飾過多なものも多かったのではないか。

アールヌーボーのエミール・ガレがこういった清朝ガラスに影響を受けたというのは大きくうなずけること。実際、キャプションを見なかったら、「これはガレの作品?」と思うようなものもたくさんあった。
この展覧会では、ガレが博覧会などで見た可能性のある作品や、ガレ自身の作品も展示してその関係性も見せてくれた。ガレが中国のガラスに学んだとは全く知らなかったので驚きだった。
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宋磁展 [美術]

出光美術館
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中国の宋時代の陶磁器を集めた展覧会。
色絵もあるが、中心は青磁、白磁など単色の釉薬を使った美しいフォルムのもの。シンプルで洗練された形、繊細な彫りなどが優美。

日本の焼き物と比べるに、中国の陶磁器は完璧な形を最上とするように思える。左右対象形、完全円などで、日本の焼き物のような歪みや偶然がもたらす釉薬のたまり、などのものは多分失敗作として破棄されたんだろう。今回展示されたのもどれもそういう「完全なる美」のものばかり。確かに美しいけど、ちょっとつまんない、なんて思ったりもした。

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白磁長頸瓶
シンプルの極み。余計なものをそぎ落として、うっとりするくらい美しい。

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白磁錆花牡丹唐草文瓶
色は地味だが掻き落としによる模様が大ぶりで美しい。

参考出品として朝鮮陶磁の象嵌青磁の壺があったのが嬉しかった。象嵌青磁、大好きなんですよね。
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大名茶人 松平不昧展 [美術]

三井記念美術館

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松江藩主松平不昧は茶人として知られ、茶道具の収集家としても一流の審美眼を持っていたことで知られる。その没後200年を記念しての展覧会。
古くからの名器を収集するだけでなく、自らの好みの器や道具を同時代の職人に作らせた。

月並みな言葉だが、とにかく趣味が良い。
中国の天目茶碗、室町時代の赤楽茶碗などの品の良い名器は言うに及ばず、蒔絵の名人原羊遊斎に作らせた道具類もゴテゴテしないすっきりしたデザインで美しかった。
書や絵も一流で、江戸時代の大名の文化的水準の高さもうかがえた。

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「菊蒔絵大棗」 原羊遊斎 作 文化14年(1817)
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「名作誕生-つながる日本美術」展 [美術]

東京国立博物館
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1889#

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名作と言われる作品はどれも突然生まれたのではなく、先行作があってその影響を受けて誕生したのだ、と言うコンセプトで様々な作品の系譜を見せてくれた展覧会。

例えば仏像。中国から伝来した仏像がまずあって、それに倣って作られた国産の仏像が次第に広がっていく。

例えば雪舟。自ら明に渡り彼の地の絵画を吸収。

例えば若冲。あの奇想の画家と呼ばれる若冲もいきなり若冲になったわけでなく、中国の宋元画を模写して学んだ。

美術作品同士の繋がり以外にも、源氏物語や伊勢物語から生まれた作品の数々。
また、江戸時代初期の風俗画から師宣の見返り美人への系譜。
北斎の風景画から岸田劉生へ、そして最後に中国の寒山拾得から劉生の麗子像へと言う思いがけない繋がりで締めくくる。

若冲と、等伯の松林図が目当てで行ったけど、第一室の仏像群に心奪われ、その後もどれも素晴らしい作品ばかりで、結局前後期両方見に行った。
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東西美人画の名作 《序の舞》への系譜 [美術]

東京藝大美術館
http://bijinga2018.jp/index.html
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松園の「序の舞」修復記念の展覧会。
古くは江戸初期の風俗画から、浮世絵の美人画、明治以降では東は鏑木清方ら、西は北野恒富、甲斐庄楠音らの美人画を並べ、最後に松園を数点。

松園の「序の舞」は個人的には松園でいちばん好きな絵というわけではない。今回も展示されていた「母子」なんかの方が柔らかくて好きだな、とは思う。
ともかく、いろんな美人画が見られてとても楽しかった。
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横山大観展 [美術]

このところ忙しかったり体調悪かったりで全然記事が書けず。
備忘録代わりに、行ったものだけコメント最小限でアップしていきます。m(_ _)m

東京国立近代美術館
http://taikan2018.exhn.jp/
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今年は大観生誕150年記念ということで、少し前に山種美術館でも展覧会があった。数年前には横浜で、そのまた前には国立新美術館で大規模な回顧展があって、割としょっちゅう大観は見ている気がする。

見るたびに言ってる気がするが、大観って捉えどころがない。アイコンとも言える富士の絵の他は、これぞ大観という特徴がつかめない。つまりそれくらいいろんな作品を描いてると言うこと。
今回目玉とされている「生々流転」と、「夜桜」「紅葉」にしても一方は水墨画、一方は豪華絢爛な彩色画と、全く違う。

「生々流転」の全巻展示は前にも見たが、物語を見るようで楽しい。「夜桜」と「紅葉」を同時に観られたのも嬉しかった。
富士の絵もたくさんあって見応えあったが、実はちょっと剽軽な感じさえする人物の絵が好き。「焚火」とか。


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